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印刷したら色が変?!イメージ通りに仕上げるために知っておきたいCMYK+α

2019年04月03日

 

  

そもそもCMYKって?

CMYK(またはCMYKカラーモデル)は、シアン()マゼンタ()イエロー()ブラック()4成分によって色を表すの表現法の一種である。(Wikipediaより)

 

「色の三原色」って聞いたことありませんか?

シアンcyan・マゼンタmagenta・イエローyellowで作られる色で、混ざるほど黒に近づく“減法混色”と呼ばれる混色方法のことなんです。理論上はこの3色で黒が作れる・・はずなんですが、実際はせいぜい濃い茶色程度。そのためブラックblackも足した4色で色を安定させたのがCMKY(プロセスカラー)です。

印刷やプリンターでのプリントアウトの場合、このCMKYで色は表現されています。


 

一方スマホなどで目にしているのは「光の三原色」。

これはRGBといって、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色を混ぜて色を表現するもので、混ざると白に近づくという特徴をもちます。パソコンやスマホ、デジカメのディスプレイなど発光して見るものがこちらですね。なんと、この3色の光の組み合わせで、人が見ることができるほとんどすべての色を作り出すことができるんです!

 

数値で表現できる色は、一般的にはRGBよりもCMKYの方が色の幅が狭いと言われています。色を混ぜると暗くなるので、CMKYではパッと鮮やかな色は表現しにくいんですね。

 

 

特色を使えば幅が広がる

では目を惹く鮮やかな色を印刷したい場合はどうすればいいのでしょうか。

CMYKでは作れない色(例えば白色、ネオンカラー、パステルカラー、金色や銀色など)を印刷したい場合は「特色(スポットカラー)」を使います。

特色とは


印刷においてプロセスカラーでは再現できない色を表現するために、あらかじめ調合(調色)されたインクのこと。スポットカラーや特練色ともいう。(Wikipediaより)

特色を使えばカラーの幅がぐんと広がりますね!

ただデメリットとして、この特色は価格が高い・・。なのでコストをかけられない場合はCMKYの掛け合わせで頑張るしかないのです。

 

 

 

カラーチャートを活用しよう

CMKYモードでデータを作っているのに、出力したら色が全然違う・・なんてこともしばしばあると思います。そうです、モニター上のCMYK表示を鵜呑みにしてはいけません。

(プリンターの色がおかしい場合もありますが・・)

正しい色を知りたいまたは伝えたい場合、色見本としてカラーチャートを使うと便利です。

色の組み合わせに迷ったときにも配色イメージがついているカラーチャートはとっても参考になります。

ちなみに、米・パントン社が展開するPANTONE、日本の大日本インキ化学工業が展開するDICなどの色見本は有名ですよね。こちらのカラーチャートにはCMYKに変換したときの近似値も載っているので、イメージの参考にしてみてください。

海外とのやりとりで色を伝えたい場合はPANTONEがおすすめですよ。

 

 

くすみやすい色に注意

印刷したときにくすみやすいのは写真データです。青空がなんだか暗くなった・・なんてことはよくある話。写真は印刷する前にRGBからCMYKに変換して、彩度や明度を調整しておきましょう。

CMYKで作ったデータでも、紫やオレンジ、鮮やかな青やピンクはくすみやすいので要注意です。なので一部分だけの使用ならまだしも、ポスターやリーフレットのメインカラーにどどーんと使う場合は、予算があれば特色をおすすめします。

そんなコストないよ!という場合は、色を変えるか、印刷に出す時に色見本をつけて印刷会社の方にイメージに近づけてもらうほかありません(限界はありますが)。

こだわりたいなら、せめて本番の印刷の前に「色校正」に出しましょう。実際に印刷したらこんな色になるというのがよくわかるので、色校正に出した後にデータの色を調整してイメージする色に近づけていくことが可能になりますよ。

 

 

色に迷ったらこれ!「トレンドカラー」

そもそもまっさらなところからデザインするから、何色を使おうかな~なんて考えている方。「トレンドカラー」を使ってみるというのもアリかもしれません。

PANTONEが発表した2019年のトレンドカラーは「Living Coral」。可愛いサンゴ色です。

 

 

 

 



画像引用:

https://www.pantone.com/color-intelligence/color-of-the-year/color-of-the-year-2019

 

PANTONE 16-1546CMYK数値は

C=0

M=65

Y=54

K=0

 

ちなみにファッションでも2019春夏のトレンドカラーはグレイッシュなライトパープルなどの上品な色合いだそう。

デザインにもトレンドカラーを取り入れてみるのも面白いかもしれませんね。

 

 

以上、印刷物すべてに関わる色の表現法「CMYK」を知って、イメージ通りのものを作ってください。

 

 

ライター:セイマサ

 


 


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